50歳を過ぎてから自分の【居場所】を見つけるには、まず「自分を知る」ことが大事ですというお話しをしました。
自分が何をしている時が楽しいか?これはとても大事なことですよね。でも「楽しい」という気持ちだけじゃチャレンジするのに勇気がいります。「楽しぃー!」とバンザイして飛び込んだらケガをした。なんてことにも成りかねない。
「学ぶ」ことの大切さ
そんな時に知って欲しいのは【学ぶ】ことの大切さです。学ぶと言っても大学に入り直したり、履歴書に書けるような資格をとったりなど、そんな事ではなく、例えばやってみたかったアクセサリー作りをYouTubeをみながら出来る様になったとか、自分が「ちょっと覚えたいな」と思ったことを自分のために学ぶのです。
地域の小さなカルチャースクールに行くのも良いと思いますし、最近ではオンラインカルチャースクールも充実しています。私がアンバサダーを務めるClassmateというオンラインカルチャースクールは、まさにピッタリの学びの場です。
すごく身近な学び、明日誰かにちょっと自慢したくなるような知識などを身につけるだけでいいんです。そんな「学び」続けていくと自然と自分の居場所への道が見えてくるんです。
「多読」のすすめ
それでもまだ「何を学んだらいいかわからない」という方は、本を読んでください。しかも出来るだけ沢山。
私はビジネス本が大好きです。以前は小説も読んでいましたが、今はほぼビジネス本です。50歳を過ぎたおばさんでビジネス本を愛読しているだけで周りからは面白がられます。
でもまあ、ビジネス本と言っても私が読むのはそんなに難しいものではなく、選ぶ時に「字が大きい」とか「挿絵が多い」とか「マンガでわかる◯◯◯」とか、そんな気楽な読書です。
それでも1週間で3、4冊読む時もあります。なんでそんなにハイペースで読めるのか?というと、それは「最後まで全部読まない」ことが多いからです。せっかく買ったのに全部読まないなんて勿体ない!!なんてことは、全く思いません。
とにかく本屋さんに行ってちょっとでも「お、興味ある」と思ったら買います。最近はKindleで購入することが多いですが、やっぱり最後まで読まないことも多いです。しかも読みはじめる場所も1ページ目から読まないことがあります。
とにかく「今の自分」に必要な内容から読みはじめ、納得がいったら閉じ次の本に手を出します。また数ヶ月後に読みたくなったら、「その時の自分」の気持ちや環境に合った場所から読みます。これはビジネス本だから出来ることだと思いますが、ハウツー本や趣味の本など、とにかく小説以外はこの方法で読めます。
私が思うに、どんなに凄い人が書いても、どんなベストセラーでも内容が100%参考になる本と出会うのって奇跡だと思うんです。それでも何らかのヒントは必ず得られます。そのヒントを沢山得るために、出来るだけ多くの本と出会うことをお勧めします。
こんな本の読み方をレバレッジリーディングというそうです。
だんだん「居場所」への道が見えてくる
身近な学びをしていくうちに、自分がやりたいこと、しかも楽しくやりたいことが明確になってきます。身近な学びは「自分がシンプルにやりたいことを学ぶ」からです。
そして学びの場に同じように学ぶ仲間がいたら、そこはもう立派なコミュニティです。一緒に学び続けることも楽しいでしょうし、先輩や講師の方からイベントやコミュニティにお誘いがあり交流が広がることもあります。
「一人で学ぶ」から「誰かと学ぶ」になると、もう自分の「居場所」が見えはじめます。スキルが上がってくると「学ぶ」から「教える」こともできます。誰かのために「教える」仕事になるのです。
今は、学生時代の全員で同じ教室に入り同じ内容を「学ばされる」感覚から、自分で選んで「学ぶ」ことができるのです。とても素敵なことですよね。
「学ぶ」から「つながる」になると、そこから「居場所」が見えてきます。